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田舎暮らし日記

2009年6月15日(月)


天候

温度等はこちら

今日の写真

6時40分バルコニーからの南側  

農業

タカノツメがやっと少し成長してきた

これをサツマイモの畝の東端に植える。多少は猪対策なるかな。

タカノツメがやっと少し成長してきた

サツマイモはまだ定着していない

11日に植えたのだが、まだ起き上がってこないので、定着はもう少し先のようだ。

夏蕎麦は順調に生育している

大部分の蕎麦の蕾が膨らんできていて、ここ数日中に気温が上がる日が続けは、一斉に開花するようだ。

今年の夏蕎麦は刈り取り時期の状況にもよるが、現時点では刈り取りしないことにしている。昨年、夏蕎麦を汎用コンバインで刈り取ったものの、ちっとも売れず、機械代すら出なかったことがあったため。

あえて夏蕎麦を蒔いたのは、そのままでは雑草畑になってしまい、秋蕎麦を蒔くときに大変苦労することにあった。

下畑の夏蕎麦
 もうすぐこの畑一面花が咲く。
 結構壮観である。
かなり蕾が膨らんでいる
蕾のクローズアップ
ピンクの花もある

畑で作る蕎麦に何らかの助成や手助けが必要である

ここ飯舘村では以前はたくさんの人が蕎麦を作っていたが、今はほとんど作る人がいない。この小宮でも大規模に作っているW氏を除けば、数人程度ではないか。まして、畑で蕎麦を作っているのは今年はW氏と私ぐらいか。

蕎麦は米に比べて反収が少なく、到底価格的に太刀打ちできない。しかし、水田で蕎麦を作ると詳しいことはわからないが、転作奨励金(?)が出るため、何とかギリギリの採算ラインには行くが、これでは利益が出ないので皆やめているのだそうだ。畑で作った蕎麦にはまったく何の助成もないので、地元の人曰く、私の蕎麦つくりは趣味でやっているとのご宣託であった。

蕎麦打ちのベテランが言うには、水田で作る蕎麦と畑で作る蕎麦は明らかに異なり、おいしいのは畑の蕎麦だそうだ。中国産の蕎麦には色々問題があり、国産のものが見直されている昨今、この村の特産物として蕎麦を育てていくのであれば、行政として何らかの政策が無いと、ますます、落ち込んでいくのではないか。現に私も夏蕎麦は収穫せず、秋蕎麦も今年から蒔く畑を減らすことにしている。

この村は蕎麦の生産に大変適している気候で、夏蕎麦もこれからの季節、朝には霧が降りて気温が下がり、そのため秋蕎麦と同等のおいしいものが出来る所なのをわが畑の蕎麦は実証している。適切な政策があればこの村の特産として大いに生産を伸ばす道はあるのではないか。

政策としては今考えられることは次の点である。

  1. 収穫、洗い、乾燥、選別、低温保管を行える先進的な施設
  2. 上記を利用するとき、利用料に助成
  3. 上記のオペレータなどに専門家を配置すること
     これらの方法如何により収量、味が大幅に左右される。
  4. 選別機は一粒一粒ごとチェックして、石、土塊、割れ、形状異常、カビ、雑穀・異物を完全に排除できる高性能なもの
  5. 特選物としてのブランドの確立、ブランドでの販売先の確保
  6. 蕎麦の生育からそば粉などの加工まで学術的な研究、指導組織の確立 

夕方、タラノ木畑の草刈を行う

周りと通路の雑草を刈払い機で刈り取るのだが、刈り取り時期が半月ぐらい遅れたため、タラノ木と同じくらいに雑草が成長していて、間違って木を切らないか気を使う作業である。時間がなく半分程度しか出来なかった。

右側が刈り取りしたところ

カボチャの生育は順調か

 生育にはかなりのばらつきがある。芽が出た時期の差が大変大きく、早く芽が出たものの生育が良いことは確かなようだ。

 下の写真は、何れも成長の早いものの例である。


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