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飯舘村田舎暮らし日記

2010年02月14日 (日)


天候

温度等はこちら

今日の写真

7時14分 バルコニーからの南側
南南西の山
 まだ、かなり雪が積もっている。
南東側
この雪で餌不足か、すぐ近くの雑草に何羽も来ていた。

加工・販売

今日も直売所のイベントに試食を出す

昨日に引き続き、天候に恵まれたものの、人出が昨日より少ないようだったが、昨日とは多少毛色の違った人が(失礼)いらしたように感じられ、曜日で多少異なっているのが面白かった。それに、今日は新聞社も何社か取材に来ていたようだ。

おかげさまで、用意した試食はほとんど提供できて一安心。

今日も娘に手伝ってもらい、その替わり時々子守をした。

娘の長男は、昨日はおとなしい良い子だったが、今日はここに慣れたのか、はしゃぎまくって結構大変だった。娘に聞くと、昨日は借りてきた猫状態だったようだ。

試食コーナー
試食コーナーで新しい食の提案として試作された品(昨日紹介したものを除く)
ヤーコンの佃煮
ヤーコンの酢漬け
しみ餅の油揚げ
 醤油だれをつけて食べる。
ヘルシーカレーとコロッケ
 イータテベイクじゃがいもを使用したコロッケと、地元産の大豆が入ったカレー
じゃがいも餅
 イータテベイクじゃがいもが入っている餅で味噌だれを付ける。

郷土芸能の披露

草野地区の三匹獅子舞と飯樋地区の植え踊りであった。

獅子舞はかなりハードな動きをする。踊り手は30代と思しき男性なのだが、近くで見ていると、だんだん疲れていくのが判り、その様子がかわいそうではあったが、思わず笑ってしまった。

田植え踊りの踊り手は、男性と女性の混成で、女性の顔は、正面からだとそれなりに見えるのだが、横顔は花笠で隠れてよく見えない。割と小柄だったので中学生程度の年齢で編成しているのかと思っていたら、後で傘を取ったのを拝見すると、昔々中学生であった人も結構混じっていて、装束を着たりかなり濃い化粧をすると、年齢というものはなかなか判りづらいものだ。このやり方が昔から続いていたとすれば、そこには何らかの意味を持っていたのかな。

それで思い出したことに、今はどうだか定かではないが、以前庄内地方を通ったとき、農作業する女性は目だけ出る覆面をしていた。これは「ハンコタンナ」というもので、庄内の殿様が通りがかりにみそめた女性を城に連れ帰ったため、その対策として顔が見えないように覆ったものだと聞いたことがある。

このような対策の一つと考えるのは穿ち過ぎか。

草野地区の三匹獅子舞
草野地区の三匹獅子舞・挨拶口上 草野地区の三匹獅子舞・踊り1
草野地区の三匹獅子舞・踊り2 草野地区の三匹獅子舞・踊り3
飯樋地区の植え踊り
飯樋地区の植え踊り・挨拶と口上 飯樋地区の植え踊り、踊り
飯樋地区の植え踊り、踊り子による踊り 飯樋地区の植え踊り、踊り子による踊り2

郷土料理について

お昼には、昨日に引き続きここの正月料理が出た。だいぶ私の故郷秋田とは異なっていて、ここに来て初めて味わった物も何点かあった。

小豆粥、青豆に数の子が入っているもの、イカにんじん、味噌ジャガ、それと大根をゆでたものは正月には出てこなかったなどで、同じ東北で、この時期使用している材料は秋田でも手に入るのにもかかわらず作らなかった事は、日本海側北部と太平洋側南部の文化圏がだいぶ異なっているように見える。

しかし、表面上異なっていても、秋田の殿様佐竹氏は、関ヶ原の合戦のあと、水戸から秋田に転封されたものし、相馬氏も佐竹家とは親戚関係近にあると、ついこの間「ふるさと塾」で知ったのて、これらの関係を通じて、もしかしてどこか深いところに共通の伝承的文化があるのでは。

郷土食の正月料理

煮豆 青豆と数の子
煮豆 青豆と数の子
初めての味だが、美味しくて、
お酒のつまみにぴったり。
イカにんじん 味噌ジャガ
イカにんじん
これは、ここに来てはじめて食べた。
味噌ジャガ
これも同様で初めての味。
身欠きにしんの煮付け ふろふき大根
身欠きにしんの煮物
昔おふくろが良く作ってくれたものとは、具材が微妙に
異なっているように思うが、それでも懐かしい味がした。
ふろふき大根(柚子か山椒味噌をつけて食べる)
味噌が香ばしく、大変おいしい。
小豆粥 手打ち蕎麦
小豆粥
甘いかと思ったら塩味で、これも初めて食べた。
手打ち蕎麦

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