ログハウス

2006年3月8日

 水周りの壁を作りはじめた。 

この部分にトイレを作る 間柱をログ材に止める
 セトリング対策でスリットを切り、木ネジにワッシャをかませて、インパクトで締めた後、手で少し戻す。  一階に梁を受ける柱があり、セトリング対策でジャッキボルトで受ける。
 壁を作った後でもナットを回す必要があるため、この所はナットを上にすると壁の邪魔にならず都合が良い。
 尚、この柱は壁の中に隠れることになる。
 スリットは、溝きりカッタなどで作ると良いのかもしれないが、持っていないので、電動ノコで6ミリ幅で平行に切込みを入れて、両端はドリルでさらう。
間柱を立てる
 この柱は2X4の12フィート材を、36X80に挽いて使用した。
床から配電盤への電線が通る30ミリの穴を開ける
トイレの外側
 配電盤を取り付けている壁の下側は取り外すことが出来る。
トイレの内側
セトリングに関する私見
 ログ材は積んだ後、経年変化で縮む(セトリング)のでその対策を考慮しないと隙間の多い家になると言われている。
縮む要素としては、確かにそれもあると思うが、組んだ後、数ヶ月から1年ぐらいは、もっと大きい原因があると思う。
それは、組み立てたときにログ材のひずみにより、キチンと上下のログ同士が積み重ならず、数ミリ、大きいと10ミリ程度の隙間が出来る場合がある。
 それが、屋根の自重や時折ある地震でゆすられ、その間隔が無くなって行くことによる縮の方が大きいように思う。
 したがって、セトリング対策としてログ材の縮みを考慮し、その分の隙間をあらかじめとって施工するが、そのほかにログ間の隙間も加えて間隔を決定しないと、足りなくなることも有る。
 実際、一階の梁を受けるための柱は70ミリの隙間を取っていたが、それではまったく足りず、この柱を外し、100ミリの間隔が出来るように短く切り取って、再度取り付けた。
 ログ材は幅93ミリ、高さ173ミリで、梁受けログまでは14本積んでいる。
 1本で最大5ミリ縮むと仮定して14本で70ミリと計算したが、数ヶ月経過した時点で足りなかったのは、上記の要因も加味されたと思われる。
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