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田舎暮らし日記

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2010年01月21日(木)

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7時25分 バルコニーからの南南西側
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生活

福島県産米粉商品発表会に参加

8時半にここを出て、加工所で一緒に出展するW氏を乗せ、途中これも同行するK氏を拾い、9時に会場に到着、すぐ準備をして展示を始める。

準備は、シフォンケーキのホールを展示し、250個の試食するシフォンケーキ片を取り皿に並べるので、結構大変だが、あらかじめピースに切り分けて番重(ばんじゅう、平たい食品や食材を入れる容器)に入れ、持ってきたので、会場で試食品を切り分けている人よりはだいぶ楽であった。これも、このようなイベントの場数を踏んで来ているためか。

この発表会は、出展している19事業者ごとに、試食品を講師2名と会場に詰め掛けた人々に案内のつど配って、講師には出展業者数名のグループごとに講評を求め、会場の人々にはアンケートに記入してもらうスタイルで行われた。

講師は、我が家のカボチャ入り米粉シフォンケーキについて、「米粉を使用したシフォンケーキの高さを維持するのが大変難しいが、良く出来ている、食感は良い、カボチャの香りもあり良い、後は、野菜ジャムのようなものをトッピングするなりの一工夫あるともっと良くなる」との好評で安堵した。

会場の人のアンケートは、集計して後日連絡があるとの事で、それも期待している。

今後は、講評のように、飯舘村の野菜のなかには、大変良く出来たものも多く、これらを使用し、より特徴を出すべくがんばろうと思っている。

他の事業者の試作品は、私の感覚では、大変おいしいと思った物が1/3程度で、他は普通とこれはというものもあり、皆さんだいぶ苦戦しているんだなという印象だ。

ただ、講師の総評は、昨年に比べるとだいぶレベルアップしているとの事であった。

その後、米粉の特性や、家庭料理に米粉を使用する方法などについてのミニ口座があり、その中で、100%米粉パンの作り方など、大学での研究の成果が時間が無いため簡単にであったが発表され、今後の参考になった。

この後に、講師の郡山女子大学食物栄養科の庄司教授に、でんぷんを使用した100%米粉のパンの作り方について質問し、大変有用なアドバイスをいただいた。

この会でも有効な手立てが見つからなかった米粉の利用普及の最大のネック、小麦粉との価格差は、しばらくはどうしようもないようだ。ただ、最近、米粉の高性能な製粉機が、当飯舘村を始め、鮫川村、南相馬市など10箇所設置されていることで、以前はほとんど無かったことを考えると、だいぶ前進しているのかなとの印象がある。

農家が自家栽培した米をこれらの製粉機で粉として利用することにより、まあ、これらの製粉機が簡単に安価に使用できるという前提ではあるものの、米農家にはだいぶコストダウンになるのでは。

会が終了後、業務用スーパーなどを回り買い物をして、おさいで大変おいしい夕食後、帰ってきた。

福島県産米粉商品発表会写真集

我が家の「いいたて雪っ娘」カボチャ入りシフォンケーキホール 準備した試食品
までい工房の「いいたて雪っ娘」カボチャ入りチーズケーキとクッキー チーズケーキのディスプレー
隣のブースの相馬市の田舎茶屋「五七五」(イナゴ)のオカラのしっとりパウンドケーキとバナナと黒糖のパウンドケーキ 渡辺美紀子氏の米粉のカスタードクリーム
 これは、小麦粉の代わりに米粉を使用したもので、大変おいしくて、皆さん、目からうろこ状態であった。
アグリ工房千恵子の郷のシフォンケーキに和紙の原料の楮(こうぞ)の葉の粉末を入れたもの。くわ科の植物なので、同様の効果があるのかな。 ニューキムラヤさんの米粉ロール
 さすが、お菓子やさんだけあって、もう完成品で大変おいしかった。
米粉普及推進事業で開発された商品も別に展示されていた これも開発された商品で米粉抹茶シフォンケーキである。
 米粉を使用するとどうしても重くなる。シフォンケーキも上から押されるようになって、中ほどが少し膨らみ、たる型になったり、しわが出来たりするので、かなり難しい。これも時間の経過とともに少したる型になっていた。
主催者の農林水産部次長とJA福島中央会常務理事のご挨拶があった。 講師陣による講評発表
 講師はお二人で、講評はグループごと交互に行われた。

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